最初の原料から作る。
ちっちゃい雪ちゃんに「不食のことをTwitterだけじゃなくブログに書け」と言われたのもあり
しょっぱなから不食のことばかり書いてしまいましたが
不食ブログにするつもりはありませんのことよ!
そもそもブログの引越しをしようと思ったのは使っていたところが画像のアップロードが1枚1枚選択が必要でそれがもーーーーーーーーーーー面倒すぎるからで
ずばっと一括アップロードできるところを探していたのです。
旅行記などは写真が殆どなので。
というわけで本職(?)の糸布づくりの話題。
そもそもわたしは「自分のものは自分で作る、最初の原料から」を生きる仕事としていて
今は衣類(身に着けるもの)を作り上げることに夢中なのです。
衣類は何で出来ているか。布です。
では布は何で出来ているか。糸です。
では糸は何で出来ているか。石油という答えは今は無視しますよ。
自然繊維となると、植物か、動物です。
衣類の最初の原料から自分の手で、となると
最初の原料である植物をあるいは動物を
自分で栽培、飼育する
または
自生のものを採取する
ということになります。
動物、となると
まずは羊(ウール)や山羊(アンゴラ、モヘア)、アルパカやウサギなどが出て来ると思いますが…わたしはなんといっても
蚕!!!!!!シルク一点貼りです。
蚕から、絹をとる。
わたしの蚕愛は語ると大変なことになりますので、また別の機会に。
今のところ、羊や山羊を飼育する予定はありません(あまり興味が無い)
植物でいえば
わたしの一番お気に入りは「麻」、
麻といってもみなさんが一番に思い浮かべるアサは亜麻(リネン)でしょうが
大麻の事を語り出すとこれまたがキリが無いので
こちらもまた別の機会にするとして。
大麻は今のところ栽培も採取も違法ですので、農家さんから買った繊維を使って糸にしています。
亜麻は栽培しています。苧麻はまだ未体験。
麻の他にも綿(コットン)、葛、藤、しな、芭蕉、楮等々
日本は自然布の宝庫。
世界に眼を向ければまだまだ数えきれないほどあるし
(わたしの敬愛する故横井庄一さんが服を作った植物はハイビスカス!)
北海道でいえばアイヌが利用して来たオヒョウ、イラクサ、ガマ、そしてツルウメモドキなどがあります。
今まで自分で採取して糸を作ったのは
葛とオヒョウとイラクサ。
とはいえオヒョウは糸として成立してないなぁ。
絹は蚕を飼って繭をとる、までは出来てますがまだ糸にしてません。
これは現在、タイミング待ち。
このへんの、糸づくりのことも今後はしっかりとブログに書き残しておきたいと思います。