あ し あ と 。

生きてます。自由に。

ブッシュクラフトの旅 五日目 最終日

ブッシュクラフトは終了したが、とりえあず旅は続く。

 

宿泊した那須塩原の道の駅は車中泊民のメッカなのか夜の時点で超広い駐車場に車がずら〜〜〜〜り、朝起きたら更に増えていた。

あまりにも見事だったので写真を撮ったのだけど後になってカメラにカードが入っていなかったことに気付いた。しょぼん。

 

本日は仙台に住む夫の友人と待ち合わせているので、早々に出発。

 

高速に乗る前に食事しちゃいさせちゃいましょう!

今日は手抜きレトルトカレー

夫はカレー大好き君なので手抜きだろうが喜んでいる。いい子!!

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わたしはその間梅吉の散歩。

 

 

その後、高速道路に乗りビューンと仙台へ。

 

高速はわたしが担当なので(真っすぐな道をぶっ飛ばすのが好き。峠のようなクネクネ道とか信号が多い道路は嫌い。性格ですなぁ。)久々にピーズを爆音で聞きながらドライブ。

ピーズ、というか好きな音楽や漫画のこともいつかじっくりブログにしたためたいと思ってるが

 

ピーズ命だった闇黒時代を思い出す度に、わたしは今なんて幸せなのだろうと涙が出る。

 

『やっとハッピー』と、本気で歌える、大声で叫べる、今のわたし。

 

傷つけたりしない 出来ない そんな度胸ねー

そんでそんなヒマもない 仲良くしてるしかねー

死ぬまで一緒だ 離れないぜ

どこまでもいこう 壊れるまで

やっとハッピー やっとハッピー

ここで死なねーぞ もったいねー

 

 

 

死ねないからしょーがなく生きていた、だけのわたしが

「もったいねーから死なねーぞ」と想える

 

 

 

それだけで

聡(夫)と出逢えて良かった。

 

ほんとうに。

 

 

 

 

 

 

 

 

胸と目頭を熱くしながら仙台港到着。

 

「は〜やっとりくちだ〜」

 

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ここで、お友達の車に乗せてもらいある場所へ移動します。

何故自分たちの車で行かないか?

ふふふ。そんなの、アレのために決まっているじゃないかー!

乗せて行ってくれたお友達に大感謝!!

 

車の中で仙台の思い出話で盛り上がる。

結婚直後、夫は東北復興の仕事で仙台に行くことが多かった。

新婚の新妻は寂しくて「一緒に行きたい」とダダをこねた。

「仕事で全然かまってあげられないけど、それでも良ければ」

「仙台はかって知ったる街だからひとりでだいじょーぶ!!」と無理矢理同行して

ひとりで秋保温泉や定義如来に行ったこと等を話すと

 

「定義さんのあの揚げがwww」「そうそうすごいんだよねwww」と友達とふたりで盛り上がり

 

「定義さん、途中だから寄ろうか?」ということに。

定義さんのことも揚げのことも知らなかった夫はもちろん「行ってみたい(っていうか食べてみたい!)」

 

ばばーん。

 

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名物 三角定義あぶらあげ〜〜!!130円也〜〜〜!!

醤油と七味で召し上がれ!

 

駐車場に車を停めてそのまま豆腐店に直行、揚げを食べてそのまま戻りましたw

 

如来さまにご挨拶もせずに…ごめんなさい。

時間が無かったのです。

 

わたしは5年前にひとりでゆっくりお参りしましたので許してちょんまげ。

 

 

 

 

 

 

さぁっっっっっっっ!!

 

本日の目的地にとうちゃくーーーーーーーー!!

 

ぎゃーーーーーーん

夢の「ニッカウヰスキー 宮城峡蒸溜所!!!!」

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はうぅぅぅ。

 

何度も宮城には来ているのに

余市蒸溜所には何度も行っているのに

20年以上ブラックニッカを愛飲しているのに

今まで全く眼中に無かったココ宮城峡。

 

 

まさに今、ウイスキー愛が高まった(本物になったと言った方が近いか)今!

ウイスキーの神様に呼ばれたかのように行くことが出来たのでした。

 

とにかく景色が美しい。

 

四方を山に囲まれ

空気も水も完璧。

 

 

詳しくは是非こちらの

 

www.nikka.com

 

「気候・風土」をお読みいただきたい。

 

 

ビジターセンターがリニューアルしたばかりだそうで(まだ工事中のところもあった)

ぴっかぴかだし、情報は最新だし、もう興奮が止まりませぬ。

 

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余市の次にマッサンがウイスキー作りの場に選んだのがここ宮城峡。

息子さんが候補地探しに全国を巡り、マッサンが実際にここ宮城峡に訪れ流れる新川の伏流水でウイスキーを割って飲んだ瞬間に「ココだ!」と決めたそう。

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海が近い余市

山に囲まれた宮城峡。

マッサンの「異なる蒸溜所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる」という信念が見事に現れている。

 

なによりもブレンドを大切にしていたのだ!

 

わたしは今まで「ウイスキー」という名前のひとつのお酒としか呑んでいなかったわけだけど

知識として知れば知る程面白いし、味の違いに驚くばかり。

 

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シングルカスクシングルモルトとピュアモルトとグレーンとブレンデッドの違い、って普通知ってるのかなぁ。

 

わたしは「ブレンドされたウイスキー」しか知らなかったし

そうじゃないものを美味しいと思わなかったの。

 

もっと言うと、実は黒ビールとかクラフトビールすらあんまり好きじゃなかった。

「市販のビール」がビールだと思ってたし、それが美味しいと思ってた。

 

そういう「舌」「味覚」だったんだね。

 

ところが夫と付き合い出して、「ベルギービール」とか「シングルモルト」とかが日常に出て来るわけ。

最初は「えーなんでこんなの美味しいの?」って言ってたよねw

「クサい!!」まで言ってたよね。

 

しかし舌も味覚も変わるもので。

 

今や「CHIMAY大好き!!」

www.belgianbeer.co.jp

シングルカスク呑みたいからバーに行こう〜♡」

 

とか言っちゃってるよね。

 

「走りたい」もそうだけど

 

「まさか雪ちゃんがこんなこと言い出すとは…」と夫も驚きつつ喜んでるよね。

 

趣味も味覚も同化してるぜ…

 

 

 

 

とはいえ、やっぱり普段呑みは「ブラックニッカ」♡

この味でこの値段!!コスパも素晴らしいけど、単純に味が好きなの!|

多分、高くてもブラックニッカを選ぶと思う!

日本のウイスキーとして愛して止まないのです〜〜〜〜♡

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見学ツアーでいろいろ巡りました。

余市とは、気候風土も違えば建物も作り方も違う。

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余市は石造り、宮城はレンガ造り。

どちらも自然とマッチしている!!

 

案内のおねえさんが赤いコートなのは余市も宮城も一緒。

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ポットスチルのカタチが違うだけで味が変わるんだね〜神秘!!

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ガイドしてもらって

マッサンの愛情と情熱、真摯な姿勢に改めて感服。

 

 

宮城蒸溜所を建てるときにマッサンが出した三つの条件。

 

一、出来る限り樹木は伐採しないこと

二、電線は全て地中に埋めること

三、土地の起伏をそのままにすること

 

イケイケドンドンのこの時代、合理的に建物を建てようとしたらこんなことはしてられなかったはず。

合理的とは真逆の発想。

 

 

「自然を大切にしなければおいしいウイスキーはつくれない」

 

 

これを聞いたとき、胸が熱くなった。

瞬間、夫と顔を見合わせて、二人とも泣きそうになっていた。

 

わたしがニッカを愛しているのはこういうことなんだ!!!!!

 

 

竹鶴政孝という人物そのものが、愛が、ウイスキーとなって現れている、

それを、その愛を、わたしは呑んでいるんだ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お酒は身体に良く無いなんてことをおっしゃる方もおられますが

わたしはお酒は神の水だと思っています。

 

ただ単に酔っぱらって楽しいわ〜じゃなくて(昔はそうだったけどね)

体内に入れる大切な水分として

やっぱり

どういう環境でどういう素材で誰がどういう気持ちで作ったかって重要になってくるよね。

味が好きで呑んでたけど、結果そういう想いを呑んでるんだ、って

小樽ビールのときも思った。

もちろん、日本酒も、ワインも、焼酎も、泡盛も。

愛のこもったお酒を呑もう!!!

 

 

 

 

 

ということで、呑みますよ!!!!!実飲!!!!

 

試飲コーナーもあったけど、余市と同じラインナップだったのでさらりと流して

有料コーナーで「ココでしか呑めないウイスキーを所望します!!」

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いっぱいあったんだけど、時間が余り無いのと、お土産にどれを買うか決めるためにシングルモルト飲み比べに。

 

これがまたビックリ!!!!!

マジで余市と全然違うの!!いや、当たり前っちゃ当たり前なんだけど…

宮城、優しい!

なにこの優しいウイスキー!?

余市最高!」(地元愛含む)と思ってたけど見事にぶっ壊されたよ…

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夫のテイスティング姿もどんどんさまになってきてるわね♡

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あとは、三種のシングルモルトを自分好みにブレンドしたりして

ホント、ブレンドの仕方で全然味わいが変わるのね。

マイウイスキー作りのときもやったけど、その当時はまだバカ舌だったから

「実験みたいでおもしろーい」とかチャラいこと言って味なんかわかってなかったよね。

今なら真剣にブレンドするわ!!!!

 

 

 

 

さて、しっかりとお土産も購入しまして

フェリーの時間も迫って来たので大変名残惜しいのですが、帰ります。

 

 素晴らしい体験でした!!!!

また宮城に来たら絶対来ます!

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帰りの船は「いしかり」。

おぉ〜ここでまた地元愛が〜

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 と思いきや。

この「いしかり」、行きの「きたかみ」より新しくて綺麗なのですが

なーんか違和感。

「きたかみ」の方が、設備も古かったけど全然居心地良かった。

 

 

なんちゅーか

手すりやベッドが木製だったり、トイレやお風呂が鉄製だったり、絨毯が赤かったり

古民家的な安心感があった「きたかみ」に比べて

どこもかしこもぺろーんとしたプラスチック製の、見た目だけ立派な「いしかり」。

 

「きたかみ」にはバーカウンターがあって、トラックの運ちゃんがずらっと並んで、スタッフのおねえちゃんと喋りながら呑んで楽しそうだった。

「いしかり」にはカウンターすら無かった。

トラックの運ちゃんが騒いでいるのは見方によっては迷惑行為なのかもしれない(だからカウンターが無くなったのか)けど、わたしは「仲間に入りてぇ!」なくらい。

ベッドも二段ベッド&カーテンじゃなくてほとんどカプセルホテルじゃんってくらい個室感が高い。。。

なんだろな。

ぬくもり感かなぁ。。。。。

 

 

 

まぁ、とはいえ「いしかり」も満喫しましたわよ!

風呂入ってー酒飲んでー

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では、おやすみなさい!!!!

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翌朝は苫小牧から家に戻っただけなので特にブログりません。

 

「ブッシュクラフトの旅」これにて終了!