ゆだねきる旅 八日目<長野県 松本〜安曇野>
さて、出発して一週間が経ち、今回の旅の『予定』は全て終了。
これから先はなーんにも決まっていません。
どこに行くのか、誰に会うのか、何を見るのか、そもそもいつどこから帰るのかw
いよいよ「ゆだねきる旅」本番です!!
開智小学校前で爽やかに目覚め、ずっと閉じ込めっぱなしだった梅吉と共に松本城へ散歩。
『やれやれ、やっとくるまからかいほうされたよ』
城下町、では無いけれどさりげに建物が素敵だったり。
松本神社があったのでご挨拶。
はじめまして!!
こちらには湧き水が湧いていて、タンクにたっぷり入れさせていただきましたー。
松本には湧き水スポットがたくさんあるらしい!!
昨日、まつこちゃんに聞いた情報が、この日は大活躍するのでした!
国宝どーん
お城と着物と日本犬。
正しい姿。(わたしの頭部が正しいかはさておき)
梅吉は人の多さで少々興奮気味。
『かんべんしてくれ〜〜〜』
この写真、Facebookで大好評でした。
完全にタイムスリップw
とうちゃん、似合い過ぎだわ〜
ぽかぽか気持ち良くて、お城のまわりもぐるりとお散歩。
あーまったりタイム、ええわぁ。
城のむこうのアルプス。素晴らしい。
桜も少し残っていて。満開時期だったら絶景なんだろうなぁ。
途中の売店で夫がおやきを食べると言う。
これがおやき!?しかも中に野沢菜!?
わたしの知っているおやきではない。
そして、これが長野名物だとはこの時点で知らないわたし。
えーおやきって、たい焼きの丸いバージョンじゃないの?
不思議な味と触感。。。
人もおらず日陰に入って落ち着いた梅吉。かわええのう。
『そのおやき、おいしい?』
ゆるゆる散歩も終えて、さぁ次へ行きましょうかね。
これも昨日、マツコちゃんに聞いた情報。
なんと長野には地ウイスキーがあるとゆーではないですか!!!!
それは行かねばなるまい!!!!
一週間、ずっとわたしの趣味に付き合ってもらったので、今日はいちにちお父ちゃんと梅吉を楽しませることに専念しよう♡
おとうちゃん、今日は助手席どうぞ。
いっぱいお酒試飲していいよ。
というわけで、わたしの運転でしゅっぱーつ。
で、駐車場を出たとたん、警官が飛び出て来た。
なんと。。。。一時停止違反で捕まってしまった。
車に戻る時、「なんでこんなところでおまわりさん立ってるのかなー」って思ったのに!!
まさかの出ばなをくじかれてガッカリ。
しゃーない。
が、手際が悪くだんだんイライラしてくる。
むーーーーーーーーー
なにもゴールデンウィーク中に、観光名所で、北海道の車を捕まえなくてもいいだろうよ。。。。。
しかし、ここで気分を害してはおとうちゃんにも梅吉にも申し訳ないのでクリーニングを済ませ、気分を切り替えて、れっつごー!!
梅吉サービスデーでもあるので、車に乗りっぱなしじゃなく、公園などがあったらなるべく遊ばせる。
おもちゃで遊んであげるのはフェリーを降りて以来じゃないか。
ごめんね、梅吉。
ありがとね、梅吉。
お水も外のお水のほうが良いみたい。だんだんワイルドになってきたね!
さーーーーーーー
到着しました!!
これが
マルス信州蒸溜所だ!!
長野に地ウイスキーがあるなんて、全然知らなかったよねー。
意外と地元のひとも知らないっぽい。
おぉー!
ポットスチル、割と最近まで使われてたみたい。
工場見学は自由。
樽、樽、樽。
天使のわけまえで良い香り。
本社は鹿児島の「本坊酒造」が作ってます。
この工場(というかポットスチル)を設計したのが
マッサンの摂津酒造時代の上司だった岩井さんとゆー方で、マッサンをイギリスにウイスキー修行に送り出してくれた方なんですな。
2年半、みっちり修行したマッサンは帰国して岩井さんにウイスキー作りの全てを報告。
その後、不況に陥った摂津酒造はウイスキー製造部門を廃止、マッサンは退社し自力でウイスキーづくりの道に進んで、現在のニッカウヰスキーがあるわけです。
ほんでその岩井さんは鹿児島の本坊酒造の顧問に就任、マルスウイスキーのポットスチルを設計。
その後、「ウイスキー作りに最適な地」を求めて、鹿児島から山梨、そしてここ信州にたどり着くわけです。
しかし、平成4年、ウイスキー需要低迷のため、一時生産中止になったマルスウイスキー。
貯蔵してある少ない原酒を切り売りしてきた、、、、
が、平成23年、19年ぶりに蒸溜所復活!!!!
そして平成25年には『ワールドウイスキーアワード』で世界最高賞を受賞。
現在に至る。
と、ざっくりと説明してみた。
稼働しているポットスチルも二台と、こじんまりはしているけれど
ピカピカのポットスチル、これからに期待!!
さぁ〜〜〜
待望の試飲ですよ、おとうちゃん!
「南信州ビール」という地ビールも製造しているので、
まずはビールから。
この幸せそうな顔wwwww
試飲ウイスキーはすでに水割りになっている。
その名も「ツインアルプス」
有料試飲もあり
どれどれ信州のウイスキーは…
やはり土地が違えば水も空気も違う。
信州の味がするのだろうか。(わたしはぶどうジュースをいただきました)
蒸溜所復活間も無いので、まだラインナップの少なく買い物もそれほど楽しめなかったけれどもとりあえずお土産に一本購入。
さて、ウイスキー蒸溜所には美しい土地、景色がつきもの。
お散歩しましょうかね。
あぁ。
素晴らしい景色。
梅吉もしばし見とれて
精霊たちと会話をしているよう。
『ここ、なかまがいっぱいいるよーーー!!』
なんという表情。
うん、確かに、気持ち良い。
地面がふっかふかのもっふもふなので、もう下駄も足袋も脱いで、素足散歩〜♪
ふわふわの地面を踏みしめてまったりうろうろ
気持ち良い〜〜〜〜
はぁ。。。至福の時間。
日々魂の御馳走で満足しているおかげか、旅中もほぼほぼ食べなくて済んでいたわたし。
夕方にちょこっと食べて、夜、酒を呑みながらつまみをいただく、というペースで慣れて来た。
「この森のなかで、ごはん食べないなぁ」と思ったので
旬楽膳で買って忘れていた(オイ)クラムチャウダーと、パンをひときれ
このクラムチャウダーもめっちゃ美味しかった…
旬楽膳さま、まじで全国展開お願い。。。。
森の中でおいしいごはん、魂もお腹も超満足し、ウイスキーも買ったし
おとうちゃん&梅吉孝行も出来たかな、
魂の御馳走の仕上げ&おとうちゃん孝行の仕上げ
今日は温泉に入りましょう。
絶対、源泉掛け流しね!
というわけでここはスマホに頼って調べてみると、行ってみたい場所の近くに良さげな温泉宿発見!
ぴゅーん♪
途中、絶対見逃してしまいそうな小さな小さな看板を発見、一度は通り過ぎたものの「なんか、凄く気になる!!」と、引き返して寄ってみた。
小岩嶽城 - Wikipedia (今調べてわかったw)
ここの小岩嶽城址公園駐車場が、んもーーーーーーーーーーーーーーーーー完璧!!!!
人気(ひとけ)は全く無く、ぐるりと生垣に囲まれていて、ちゃんと清掃されたトイレもある!!
やった♪「気になる」信じて正解♪
今日はここに泊まりましょう〜〜♪
宿も決まり、安心して
安曇野 穂高温泉 『穂高温泉郷 常念坊』さんへー。
ここが…また…
良かった。泣けるほど良いお湯だった!!!!
入っていた方とちょうど入れ違いで貸切になったのでちょいと撮影を。
露天風呂、、、、さいっっっっっっっこう!!!!
誰もいないし、あわうたを歌ったら、鳥が合わせて鳴いてくれたよ〜♡
内湯も良い感じ。お湯も飲めたのでゴクゴク。
あー、しゅわさかさん持って来れば良かったー。
まー、お風呂出ても汗が引かないのなんのって(^^:)
良いお湯の証拠ですな。
魂の御馳走をフルに堪能して、さぁ、あの素晴らしい宿へまいりましょう。
この環境、、、、ブッシュクラフト魂もぶるぶる震えてしまいます!!!!
わたしがおつまみをつくる間に、おとうちゃんは木を利用してタープを張ってくれました。
ロープワークが上手な男って魅力的よね♡
おとうちゃん、惚れ直すわ〜〜〜〜♡♡♡
珍しく、つまみの写真は撮って酒の写真を撮ってない…
つまみといっても、質素なもんです。
でも、
静かな森の中
満ち足りた一日
愛する夫と犬
この完璧な環境、充分に、完全に満足なのです。
梅吉も完全に満足モード。
狭い車の中より、こうして土の上で、おとうちゃんとおかあちゃんと一緒にごはん。
嬉しいよねぇ。
見上げればこんな空。
なかまもいっぱいですわ
ゆだねきって大正解だった一日。
これで、いいんだよねぇ。
予定なんか決まってないほうが、そのときに一番快適なものが、ちゃあんと、やってくるんだよねぇ。
ほんとに、心底満足しておやすみなさい。
おとうちゃんと梅吉はそのままお外だって。
わたしは明け方寒くなるのが予想されるので、ノア子でひとり快適に。
しつこいようだが、良い一日だった。
つづく。