ゆだねきる旅 11日目<長野県 上田>
朝、起きて車を出るとこんな風景!!
きゃーん、最高じゃーん♪
わたしは川が大好き。
好きというより、必須。
生まれてこの方、歩いて行ける範囲に川が無いところに住んだ事が無い。
川の側に居るだけでも充分なんだけど
こうして足を入れると禊とまではいかないけれどもかなりの浄化になる。
ほんとうは全裸になって、ばっしゃばっしゃ水浴びしたいんだけどさ。。。
さすがにね。。。
川越しの山。ここで暮らしたい。
男共は腹をすかしているので
ノア子の掃除をしてごはんしたく
旅に出る直前にカーバッテリーで保冷&保温が出来る大きなボックスが超破格で手に入ったので、とっても助かった。
名古屋の旬楽膳で買ったものがまだ食べられる!ありがたい。
朝食前に憂う男共。どうした。
おとうちゃんが着ているのはうちの母が捨てようとしたフリースのパジャマ。
我々のテーマカラーがピンクだからか違和感が無いというか見慣れているが、冷静に見ると40歳男性がピンクの花柄のフリースのパジャマを外出着として着用しているのはいかがなのか。
もう、我々はファッションとか、誰かに見られて恥ずかしいとか、そういうことを忘れてしまったのだ。
はっぱ一枚あればいい。
『ここ、きもちよいですね…』
食後はお散歩。
すぐそばには一面の菜の花畑♡
梅吉君、きょうはおセンチな顔つきですなぁ。
それはそれでめんこいな♡
それにしても、長野滞在まさかの六日目!
行きたいところ会いたい人情報が次から入ってきてなかなか抜け出せず…
本日も、何処とも誰とも約束は無い一日なのだけど
長野旅をFacebookで見た友人の「長野といえば小川さんが」というコメントを昨日発見
「あーーーーーーーーーーそうだった!!いつか長野に行く事があったら会いに行こうと思ってたんだ!!」と思い出しこれまた急遽、その小川さんの居る、上田に行く事にしたのだった。
といっても、実際行けるのか会えるのかわからぬままの、ゆだねきる旅。
そもそも上田ってどこだ。
泊まった地が既に上田だったと思われ
目的地も経由地も別所温泉なので、ここは是非とも朝風呂に入りましょう。
『大湯』
なんとも素晴らしい佇まいですなー!!!!
源泉掛流し露天風呂付き150円なり。近所の方が羨ましい!!
今回もすれ違いで貸切になったので写真をば。
わかりづらいけど、端っこに「菖蒲」が浮いております。
お湯の色が緑だけどバス△リンが入っているわけではありません。
天井は木製!日差しが気持ちいい。
やっぱこれだよね。
水とお湯が別れてるプッシュ式の蛇口に、ケロリン桶。
そんで、この露天風呂がまた最高だったわけです。
この旅で何度最高と言ってるかわからんくらいだけども
ここはまじで気持ち良くて、なんというか
肉体的にも精神的にも魂的にもぜーーーーーーーーーーーんぶ洗い流せたっていうかね
現実とそうじゃないものも、全部一緒になったっていうか
全身全霊でこのお湯にゆだねきった感じで
ここは宇宙なのかな?っていうオモシロイ感覚になれまして。
さくっとひとっぷろね、くらいの予定だったんだけど
露天風呂越しに「おとうちゃん、もうちょっとゆっくりしたいから待ち合わせ時間延長してー」とお願いしたくらい。
本当に、良いお湯でした!!
風呂上がりに、これまた懐かしい感じでコカコーラのベンチで缶のメローイエローを。
久々の香料ドリンクwwww
でも、さっぱり気持ち良かったわ!!
街並が素敵なので、散策してみましょうかね。
大好きな枝垂れ梅♡
『厄除まんぢう』なるものが売っていたので、まさに本厄のとうちゃん、いただきなされ。
すっごいカワイイピンクの菊が咲き乱れ!
名前忘れちゃった。。。
連休中だというのに、静かな温泉街。
いいわ〜まったりして、いいわ〜〜〜〜♡
…ん???
そういえば(これから会いにいく小川さんの)Facebookで『小川家は、今年は別所温泉自治会の神社委員をしています。明日は地区にある三島神社の大祭に参加するので、午前中は不在にします。』とあったな。
地元神社の大祭だというのにこのひっそり感は??
お祭りだからさぞかし賑わっているのだろうと思いきや、なんだこの静けさ????
そもそも、神社はどこだ?
と、不思議に思いつつ、迷って地元のひとに尋ねつつ、三島神社へ。
???ここが神社??????
山、ですよね…
そして入口(らしきところ)に看板。
神社の奥にあるらしき風穴…風穴って????ナニ????
え、(蚕種保存)って書いてあるけど!?
んにょーーーーーーーーーーーーー!?
まさかの、ここでもお蚕さま。
心臓がばふらめいてきた(ばふらめく=北海道弁でドキドキすること)
以下、看板より抜粋
蚕を飼育するとき、蚕種(さんしゅ)を自然のままにしておくと春先に一斉に深し、夏蚕・秋蚕を飼育することが出来ません。
そこで工夫されたことは、孵化を抑制するための「風穴」です。
蚕種を低い温度で保存しておいて、必要に応じ孵化させるために造られました。
夏、地上の気温が30度でも石の間からは3度の冷風が吹き出し穴の中は5度を保つ、まさに天然の冷蔵庫です。
当時は多くの種屋がこの風穴を利用しました。
風穴のは果たした役割は、我が国の経済を支えた養蚕業にとって特別お大事な意味を持っています。
ななななんと。
流石長野、そのつもりは無くてもお蚕さまがついてまわります。
俄然、足取りも強く。
なんとなく、ただの登山な感じがしなくもないが
この先に神社と風穴があるというだけでスキップしそうな勢い。
でーーーーーーーーーん
これが三島神社じゃ!
御祭神は不明。
三島だから大山津見神?
水の神様から蚕の神様になったと記してある記事もあったけど。。。
背後の雰囲気からしても山そのものがご神体、といったところでしょう。
か、かなり険しいぞ。
足袋に下駄、なんて無理だー!
というわけで、またしても裸足登山。
苔でフカフカだからきもちーぞ。
そして
じゃじゃーん
ここが風穴じゃ〜〜〜!!
(看板によると)
別所温泉氷沢の風穴は縦7.4m、横2.0m、高さ3.6mの石垣を積み上げた竪穴で、石段がついています。
階段を下りると、どんどん空気がひんやりしてきてびっくり!!
穴に入るとほんとうに冷蔵庫か?ってくらい寒い。
えーーーーーー不思議!!
梅吉はナニカ気配を感じるのか、ソワソワ。
『だれかいますかー??』
今は使われていないけれど、たくさんのお蚕様が眠っていたところだからね…
この風穴のおかげで年中お蚕様を育てることが出来たんだね〜
自然のちからも人間の知恵もすごいなぁ。
神様が見守る場所でお蚕様を保存…
なかなか険しい道のりだったけれど、満喫した!!
登山道の脇には小川が流れていて、湧き水を汲む事も出来た。
(これは手水舎だと思われるが、他にちゃんと汲む場所があった)
駐車場も山に面していて静かなので、ここでごはん食べることに。
昨日濡れたシートを乾かしつつ、梅吉の日陰を作りつつ
かーちゃんは山中クッキング〜!
本当はブッシュクラフト的にしばかりして火を起こす所からしたいのですが、
ここはカセットコンロで。
といっても、パスタを茹でて、適当な野菜などであえるだけ。
作って行ったガーリックオイルが本当に役立ったわ〜
ノア子の天板は、テーブルになるのでとっても便利。
わたしは基本夕方まで食べないので、写真で見るとひとりぼっちで寂しそうですが、ちゃんと一緒に会話を楽しんでますのよ。
さて、いよいよ本日の目的地へ。
看板発見
山道を下りて行く
建物があった
じゃーーーーーーーん
この『森のくすり塾』が今回の目的地ー!
どんなことをしているの?はこのホームページを見ていただいて。
本も読んだし
僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと
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TEDも見たし
信州の薬草とチベット医学: Yasushi Ogawa at TEDxSaku
いつか本人に会って話を聞いてみたい!と思っていたのです。
すっかり忘れてたのにちゃんと行けちゃう、会えちゃうのがゆだねきり効果♪
この日は連休中ということもあり、かなりの来客数!
お話も弾んでおり、なかなかわたしの番にならず(笑
それでも少しくらいは話したいぞ、とねばったところ
あっという間に人が去って行き、ガチンコトークが出来ました!
わたしは自然染色における薬効等を調べてるうちに小川さんに出逢うことになるんだけど、実際に聞いてみたら「効果効能なんて、近代に人間が勝手に決めたもんなんですよ」とバッサリ(笑)
TEDで小川さんが話じょうずなのはわかってたけど、トークが炸裂!!
「天邪鬼なんで人が期待する逆のことを話す」とも言ってたけど、やっぱり小川さんも常識とか固定観念とかそういうのをぶっ壊すタイプの人なんだと思う。
わたしもビシビシつっこまれながら「あー、わたしもまだまだ知識に振り回されてるな、もっとぶっ壊して!!」とニヤニヤ。
もう、話聞き足りないので札幌に呼ぶことにした!
講演会してもらう!
乞うご期待!!
後半は同じ歳、北海道に居た事もある、という共通点で想い出話で盛り上がる…
梅吉も
『はなし、おわんねーなー』
とあんぐりしております。
とにかく「では冬場に!お待ちしております!!」「早いほうが飛行機安いんで、早く呼んで下さい、お願いします!!」と約束をかわし、お別れしてきました。
楽しみだなぁ。
その後は白馬女子達にオススメされた、すぐ近くのカフェにて一息。
まったりできましたー
景色も見事
もうひとつ、オススメされた小道具屋さんもあったのだけど、車を停められなくてスルーしました。ざんねん。
で、これからどーしましょ。
今夜はどこに泊まるのか。
とりあえず、小川さんに超オススメされたパン屋さんを目指してみる。
白馬女子たちが「今、上田がアツいんですよー」と言っていたが
小川さん曰く「都会(東京)に出るにもちょうどいい距離で田舎ならではの活動も出来る」土地なんだと言っていた。
オモシロイ人が集まって来ているそうだ。
上田だけじゃなく、今はどこ行ってもそういう「ちょうどいい田舎」にオモシロイ若者が集まって来ている気がする。
大都会に住む必要なんてこの現代、なんにも無いもんね。
パン屋さんを目指して来たのだけど、着いたら素敵な街並だったのでちょっとお散歩。
毎日シェフが入れ替わる、日替わりショップが。
奥には自由に休める櫓も。
肝心のパン屋さんの写真を撮るのを忘れたのだけど
『ルヴァン』さん。
隣の酒屋さん、手に持っているのがルヴァンのパン。
地酒もげっと♡
上田、まだまだ楽しめそうだ
だけど、長野はもうこれで終わりかな?って気がしたので
お次は群馬を目指してみます。
こんなに長野に居るとはなー
シルクフォーラム終わったらすぐにでも群馬に入るつもりだったのに。
次々と情報がやってきて会いたいひと、行きたい所にちゃーんと会えたし行けたし。
面白かったなぁ、長野。
しかし群馬こそ蚕と絹の街!
何があるか、楽しみだぞ!!
サヨナラ長野
はじめまして群馬
今夜も完璧な駐車スペースを確保、車内宴開始〜♪
そうだっ、手作りわさび漬けもそろそろ食べごろだ♡
地酒とわさびを楽しもう
初めて足を踏み入れた群馬県。
群馬と言えば、、、、、
インターネット界における群馬県の扱われ方が酷い(画像あり) | ニュース2ちゃんねる
もう、このイメージが大き過ぎてwwwwww
今晩もこれ見てまた爆笑して喘息起きそうになる始末…
事実、車の外では鹿が鳴いてるんですけど…
北海道の車で襲われたりしないかな…
群馬のみなさん、すいません。。。。
おやすみなさい。
つづく。