あ し あ と 。

生きてます。自由に。

チセを建てる番外編〜森に還ろう

 

 

 

 

我が家の(勘弁して)あるある。

 

 

 

 


○夫が長期出張に出ると、食料が大量に届く

 

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紋別のエカシ(漁師)から届いたカジカとソイ





そして
 


○夫が長期出張に出ると、大雪が降る

 

 

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うまれて初めて雪をみる子猫

 

 

 

今回はこれがダブルでやってきた(´Д` )

 

 まじ勘弁して…(´Д` )(´Д` )(´Д` )

 

 

 

 

しかし、これがまた新たな展開と出逢いに繋がるのだから面白い。

 

 

 

 

紋別のエカシからいただいたカジカと

二風谷のフチから(これまた大量に)いただいた野菜を持って

札幌のエカシと一緒に

 


高速道路通行止め、完全ホワイトアウト状態の中、四時間かけて旭川へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜに旭川

 

 

 

 

 

 

実は

 

先日のチセを建てるWSで完璧なキコリをしてくれた 清水さん、この感覚を忘れたくない、とホームの里山部で速攻でアイヌの仮小屋『カシ』を建てた!

 

 

 

清水さんのカシを建てる記録は

 

satoyamabu.hatenablog.com

↑コチラから

 


わたしはこの清水さんの自分の感覚を信じるチカラと素早い行動力、本当に素晴らしいと思う。

 

本当に、毎日一生懸命全力で「自分のおしごと」を全うしてる。

 

 

『いっつも最高な毎日だ!』

 

だなんて、正直に素直に大声で言えるひとはどれだけ居るだろう

(表面上、口先だけのひとはたくさんおりますがねw)

 

縁があって体験して思いついてすぐやって感動しての繰り返し。

 

コレが絶対的に神様に愛される源。で、次に繋がる。

 

 わたしが神様だったらこんなめんこい子、放っておかないもの〜

出来ないとか無理とかイイワケしないで、すぐに行動するから

もう、「ほれ、次これやってみれ」って、どんどん放り投げたくなるもの〜

そんで放り投げたモノちゃんと受け取って自分のものにしてひとにも影響与えてるから、まーた次あげたくなるもの〜

 

 

ま、わたしも同類です♡

神様にめっちゃ愛されてます♡

 

(ほんとうはこの世のひとは全てめっちゃくちゃ愛されてるんだけどね、気がついてないひとのほうが多いね、もったいないことに)

 

 

 

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

「いやー、魚捌けないっ!どーしよー!」とFacebookで投稿したところ

 

清水さんがコメントにて「任せて下さい!」と手を挙げてくれたのだった。

 

多分、冗談だったんだと思う。

「チェーンソー持って行きます(笑)」があとに続いていたから。

 

でも、社交辞令は通さないわたくしw

「チェーンソーもって来て下さい!あるいは、旭川まで行きます!」

と速攻で返信。

 

清水さんが「冬のカシでカジカ鍋…いいかも」と食いついたのも見逃さず

すぐにイベントページを作成www

 

強引に「里山部でカジカ鍋パーティやりますっっっ」宣言したのだった。

 

その場ではいろんなひとが反応して、けっこう集まりそうだった。

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

当日はまさかの大雪。

というか、大吹雪。

 

行きたーいと言ってくれていたひとは、ほとんどギブであった。

 

 

 

ポンペさんがご一緒してくれなかったら、

運転してくれていなかったら、

わたしも挫折して行かなかったと思う。

 

思えばポンペさんが同行してくれたのも不思議な話だった。

別件で用があり、電話をしたところ

なんとそのカジカをくれたエカシと一緒に東京にいる(びっくり!)

けれども旭川へ行く日はまだ札幌に戻ってない、と一度断られたのだけど

あとから「一日間違えた、その日は行けるわ〜」となったのだった。

しかも紋別のエカシはわたしたちが旭川へ行く前日に入り

わたしたちが移動しているころ旭川から紋別へ帰るところだったという。

 

旭川でカジカを受け取っても良かったんじゃないか、ってくらい

みんなが旭川に収集されていた、この日。

 

 

 

 

いつになったら到着するのか、というくらいの状況

いつまでも清水さん達に寒い中待ってもらうのも心苦しい

 

「もう諦めましょう」と何度も言いそうになったけれど

行く氣満々でホワイトアウトをぶっ飛ばすポンペさんを見ると

「うん、すべてゆだねよう」とお任せした。

清水さんも「全然大丈夫ですよ!」と言ってくれて中止にはならなかった。

 

 

 

 

 

 

結果、4時間かかって旭川に到着。

 

 

 

 

 

 

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これが一日で、何の知識も無く想いだけで建てたカシ

 

このカシの中、いや、下で、いや、屋根の意味もあまり無い(笑)吹雪の中
カジカ鍋を食す!!!!

 

 

 

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コッコもキモも胃袋もどどーーーーーーん!!

 

 

 

 

ひと言で言うと

 

 


『最高でしたっ!!!!』

 

 

 

 

 

 

コタツの中でぬくぬくと火鉢鍋もよろしいですが

 

自分の上に積もっていく雪、カラダがガクガク震え、手はかじかんで動かず、ふと命のことや死という言葉が頭によぎる状況で!

 

燃えたぎる薪の上でグツグツいってる鍋を!頭も骨も胃袋も肝もコッコもぶち込んだ鍋を!!

 

「あっちー!!」と叫びながら、食す!!!!

 

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ただの苦行にしか見えない

 

 

 

最高に幸せとしか言い様ないべさ。

 

あ、生きてるね。いま、生きてるね。
木があって、火があって、水があって、命があって、それをいただいて、わたし、生きてるね。

 

 

 

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生きるってこういうこと



 

 

こういう体験、みんなしたほうがいいと思うわ〜

 

 

 

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生きるチカラを育てよう!

 

「美味しいもののお礼に」とポンペさんがムックリをひいてくれた。

もちろん、手もカラダも寒さでガクガク震えている。

 

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山に、心に、響くムックリ

 

でも

ポンペさんのムックリが山に響いたとき


「あ、このためにわたしポンペさんをこの山に連れてきたんだな」って思った。

 

 

 

 


アイヌの聖地だったこの山にムックリが響いたのはなん百年ぶりなのだろう?


紋別と二風谷アイヌの想いも入った鍋を、ここにいた民達、ここのカムイも食べてくれただろうか?

 

 

このために、旭川にこの山に、人も食材もみんな集まったんだね。

 

 

 

いつまでもアペフチを眺めながらみんなでおしゃべりをしていたかったけど(いつものことである)

あっという間に山は暗くなる。

名残惜しいけれど、解散〜!!

 

 

 

 

 

ポンペさんにはホットウイスキーを呑んでいただいたので帰りはわたしが運転。

 

帰りも高速道路は通行止めだったのでまた四時間か…(´Д` )

と思いきや

ポンペさんの「トイレ寄って」の一言でとったトイレタイムのお陰で、四分前に通行止め解除!とゆーミラクル(ポンペさんと一緒だとこーゆーことは普通だけど)

で、二時間で帰って来れた〜〜〜!!

いえーーーーーーい!!

ほんで調子に乗って二次会まで!
だって、カジカ鍋食べて日本酒無しはカラダが納得しないもの(笑)

 

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ポンペさん、お疲れさまでした!!



 


今回はお留守番だった梅吉はエカシにベッタリ♡

 

わたしもエカシのお膝に乗りたいわ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて

 

今回のカジカ騒動。

 

実はこのカジカのおかげで、またまた新しい展開が開けたんです。

 

ちょっと、まだ公表は出来ないのですが。

 

わたしたちの夢が、またひとつ、叶うかもしれません。

 

 

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女将の魚さばき

 

 

 

縁って、ホンっっっっっとに

オモシロイなぁ。

 

 

 

 

 

はぁ〜
さてさて次はなにがあるのかねლ(´ڡ`ლ)

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく