ゆだねきる旅2【十日目 兵庫県佐用】
3月14日
旅10日目にして今回はじめて雪様(わたしの中の神様)登場。
行きたいと思うところはあるのだけど、そこまでの距離と時間がなかなかなのと、方向的に逆(南下する)なのと、夫の仕事が終わらないのと、「行きたいけど無理かも」と諦めかけたとき
雪さまが「絶対行け」と。
うーん。じゃあがんばってわたしひとりで行ってみるかな…
「ダメ」。
夫も一緒じゃないとダメらしい。
結果的に夫がおこもり&翌朝も早朝から仕事してくれたおかげで一緒にいくことが出来ました。
ばばーん
さてここになにがあるかとゆーと
素敵古民家…
だけではありませぬ
自己治癒力研究所『たまゆら堂』で〜っす❣❣❣
こちらの主宰のひろのさんとは、昨日のなみさんと同じく二年前に「はじめまして」して数時間お話しただけ。
当時、札幌の家で開催していた「布地カフェ」に来てくださった以来。
ですが、その後、梅吉の事故がありそのときにホメオパシーとか食事とか親身にアドバイスしてくださって(ほんとーーーーーーーーに助かりました!!!!)
FBでの投稿を読んでもとっても共感&学びがあり、また会いたい❤と共に
ここ佐用での暮らし(ほぼジャングルの中になっていた古民家を自力で直していく様子がスゴイ!!)生で見たい、知りたい、教えて欲しい!!と想っていたのです。
しかも
前日でも翌日でも不在だったという、本日もまた、ゆだねきり効果バッチリなタイミングで行けました〜♫
雪さまが絶対行けと言ったのですから、ナニカあるのでしょう、
楽しみ倍増です。
こちらが玄関。
まだまだ材木や機械などが並んでいて、絶賛作業中の模様。
こんにちは〜
ひ、広い!
写真に収まりきらないほど、広い!!
そして〜〜〜見て〜〜〜
この梁〜〜〜〜〜❤❤❤
梁ですよ、梁〜〜〜〜(梁マニア)
うっとり〜〜〜〜
ホントに不躾で申し訳ないのですが、おとうちゃんの切羽詰まったお仕事がありまして、早速パソコンを開かせていただきました。
これが、、、噂のヒートベンチ、、、ですねっ(ゴクリ)
おっ❣ニコラくん〜〜〜はじめまして!
『このおっちゃんだれやねん』
さて、お家の裏には素敵な川が流れているそうで、女子チームでお外散策します。
川に行くまでには、畑。
ハーブなどがすでに顔をだしております。
そして、川です。
ほんと、すぐ裏なの❣
徒歩30秒。
わたしもね、子供の頃からずーーーーっと川の側で暮らしてきて、川が大好きで、引っ越しの条件は「歩いて行ける範囲に綺麗な川があること」なんだけども
こんな真裏に、こんなに綺麗な川が流れているなんてーーーーーー
羨ましすぎる❤
早速ゴクゴクする梅ちゃん(梅吉の場合、ペロペロどころじゃない)
うっわ〜〜〜
なんという素晴らしい光景…
『あっ にこらせんぱい、はじめまして』
ニコラくんは普段は水に近づかないそうですが、梅吉がゴクゴクやっているのを見て、
なんと
『ぼくも』と初めての川ペロペロしたんですよ〜〜〜〜!
これはひろのさんもびっくり。
すごいね、犬同士でも意識しあってるのね。
さて、大好きな川を堪能したあとは、お家探検させていただくじょ!
おぉ〜薪が積んでありますね!
暖房と給湯は薪と灯油と兼用だそう。
ウオォォぉ〜〜〜〜
薪ボイラー!!初めて見たっす!!
うち(新十津川)は給湯システムナッシング(冬場も常に水しか出ない)なので、こういう使い方、理想だなぁ。
玄関脇に目をやりますと…
ん!?もしやこれは!?
ウオォォォォ〜〜〜〜
憧れのフードドライヤー❣
三浦の親方(ひろのさんのパートナー)の自作!!
おいらも欲しいんだよ〜
おとうちゃん、作ってケロ〜〜〜
すでに羨ましすぎて興奮が抑えられません。
さて、再度家の中に。
工具の山でござる!
本職でござる!
さすがおやかたー!!
縁側がエエ感じ…❤
そしてわたくしもついにヒートベンチに座る時が来ました。
なんと
自作のヒートベンチに座って
三浦さんが今焙煎してくれた珈琲と
ひろのさん作焼き立てスコーンに
手作りのジャムを塗っていただく…
という至福タイム。
、、、、
ん〜〜〜〜、もう、「憧れみ」(変な日本語)が限界突破。
どんなに憧れても、こんなこたぁおらには出来ねぇ!
すこーんなんて、焼いたこともねぇし、
おらがお客さんに出せるのはその辺の野草のお茶と、漬物くらいだ!
許してくだせぇ!!
いつも、思います。
こういうライフスタイル、「同じところ」を目指していても、
それぞれ出来ることと出来ないことはあるのだと。
おらたちは原始人スタイルで行くしかねぇんだ〜〜〜
ウホウホ。
しかし、よくよく聞けばおふたりもかなりワイルド。
この古民家は初めて見たときは家屋があるのかわからないほどのジャングルの中にあり、廃棄するしかない大量のモノたちに溢れ、野生動物の棲み家になってたほど荒れていたそう。
それを土にかえる素材で、手作業で、こんなに見事に…素敵に…(ㆁωㆁ*)スゴすぎる…!
ひろのさんは、この荒れ果てた古民家再生の様子をきちんとまとめて冊子にしてあって
写真を見せてもらったのだけど、ほんとびっくりの連続。
この状態から!?
このヒートベンチのあるお部屋は馬小屋だったってwww
もう、想像もつかん…
そして、土壁の作り方とか、ものすごく勉強になりました❣
「すげーすげー」と言っていたら図面まで見せてくれました。
わたくしにはさっぱりわかりませんが、、、、
がんばれ、父ちゃん❣❣
おしゃべりを楽しみまして、やはりここは聞いておかねばなりませぬ
「このあたりの地酒はありますか?」
「オススメがあるから、一緒に買いに行こう。そこまで行くなら、ついでにあそこに行って〜お水を汲んで〜」
と、ドライブ観光することに!
お宅訪問だけで満足したのに、さらなるお楽しみが!
ラッキーーーー❤
おふたりの案内で、山道を走ります。
木の皮剥いてそのまま建てちゃったような鳥居がかっちょいい
三宝の滝
お、みたから?
川沿いを進んでいくと…
川の字な滝!これが三宝か〜
真ん中の滝は跳ね上がって
美しい水しぶきをあげております
美しい…
圧倒される父ちゃん
すぐに裸足になってしまうわたし
ちなみに着物の日とそうじゃない(もんぺ)日があるのは
単にその日の朝の気分です。
梅吉もうっとりする景色をごらんください。
いい。。。。
水場は生き返る。
「日本最古のたたら場に行ってみる?」
ふぉ!なんですと?
それは行きたい、行ってみたいです〜〜〜!!
と、やってきたのが
天児屋鉄山跡
どーん
この見事な石積み加減、まるで(岐阜で散々見てきた)山城のようではないですか
ここには「たたらの神降臨伝説」なるものがあって
最盛期には数百人がここで従事、
備前長船の名匠たちがここの鐵を使って名刀を作ってきたそうですよ。
山ノ神さまにご挨拶
調査によって、炉の地下構造が明らかになり、地下4メートル近く掘り込んで、入念に排水、防湿工事が施されていたなどの跡が確認されました。
とのこと。
明治18年までは操業してたっていうんだから、、、、
すごいなぁ。
人々のざわめきが聞こえるようだ
祠も点々と
製鉄、かぁ。
新十津川で砂鉄(砂金でもいい)出ないかなー。
土地が語りかけてくる
すぐ脇にはこれまた美しい川が
光を浴びる渦
水って本当に美しい
川には製鉄の名残
梅吉も「だれか」と対話しているようです
『こんにちは ぼく ほっかいどうからきた うめきちです』
いっぱい集まってきたね
いっぱいパワーもらったようです。良かったね、梅吉。
この辺の氣は懐が大きいなぁ
では、お水を汲みにまいりましょー!
その名も「愛の水」となーーーーー❣
軽トラいっぱいにタンクを積んだおじさんがきて(確か岡山から来てるって言ってたような)
なんだか、いっぱいおしゃべりしたよ。
地元の人の情報は面白い。
さぁ、いよいよお待ちかねのお酒です!
道の駅 播磨いちのみやに立ち寄りまして
ずらりと並ぶお酒を物色。お店の方からも説明をいただきました。
なになに、宍粟市にある山陽盃酒造の播州一献というお酒が酒−1グランプリで2位に。
うーん、楽しみです。
さて
たまゆら堂見学、「今日なら大丈夫」というのは、
ひろのさんたちは明日から出張だったからなのですが
「明日は早朝に出発だけど、それでも良ければ泊まっていかない?」
と、ありがたいお誘いをいただきまして!!
それでは遠慮無く〜〜〜!
ということで、こちらの道の駅で今夜の宴のお野菜や、我らの今後の食材なども仕入れまして…
この道の駅のすぐ向かいにある神社へも寄ることに。
その名も「伊和(いわ)神社」。
多分ですが、この神社のためにこの道の駅を選んでくれたんじゃないでしょうか。
そう思う理由はすぐわかります。
鳥居にむかって歩く三浦さんとひろのさんとニコラくん。
大きな太陽の下
大きな赤いオーブ。
肉眼ではハッキリとハート❤のカタチをしていました。
LOVEしか無い…❤❤❤
社殿はご立派です。
御祭神はおおちゃん。
ここまで来ることが出来ました。ご縁をありがとうございます❣
見事な大杉
さて、神社の脇には…ちょっとした空間がありまして…
写真でも、ただならぬ雰囲気を感じますね。
真ん中に置かれた石像や
こちらのオブジェは創作されたもののようですが
いやいやいやいや
この尋常じゃない空気感
ほら、、、、岩。
はい、でました、磐座〜〜〜〜〜
ぐるり、あります。
しかしここは特別に祀られてるわけでも守られているわけでも
知られているわけでもない、らしい
あまり人も立ち入らない場所のようです。
だからなのか?
ちょっと異質な感じがします。
先程の石像、よく見ますと台座に謎の文字が…
ぬぬぬぬ気になる氣になるきになるぅ
これは古代文字?何故ここに?
宮司さんに聞いてみたい…
なんだろう、このもやもや感。
他の磐座たちと違う感じがするんだよなー
一年後の現在も調べてもナニもわからず…
謎が多い!うーん、この違和感、この謎、紐解いてみたい…
伊和神社の伊和は
岩だとか終わりの「おわ」だとかお酒の「みわ」だとか諸説あるらしい…
まぁ、必要があれば解けるでしょう!
というわけで〜
帰宅しまして〜〜〜
宴ですよ〜〜〜❣
家の中での宴は旅に出てはじめて、実に10日ぶりの屋根の下でござる。
ありがてぇっっっ(涙)
じゃじゃーーーーーーーん
ゴクリッ❣
しかし!!
今(一年後)播磨一献で調べたらなんと酒造が火災で半焼〜!?
火災で半焼した兵庫・山陽盃酒造─ 復活を支援する義援金口座が開設されました! | 日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」
なななんと。
みなさん、お酒を呑んで応援しよう!
さて、ここからは浮かれまくってほとんど写真がございませんwww
ひろのさんがそれは美味しい鶏鍋を作ってくれたよ!
おつまみもいっぱい作ってくれて、お土産もいっぱい持たせてくれたよ!
うぅぅぅ。ありがてぇっっっ!!!!!
ニコちゃんをかまいすぎて嫌がられる夫
楽しい時間は本当にあっという間です。
会うの二度目だっつーのに
酒のチカラも借りてずいぶんぶっちゃけトークした氣がします。
おふたりのことも知れて良かった。
なによりいっぱい勉強になったし❣
みうらさん、ひろのさん、一日ありがとうございました❣
明日も早いのでね、名残惜しいですが就寝しませう。
なななな
なんと、薪で沸かしたお湯でお風呂ーーーーーーーーーーーー!!
これがまた、、、、、
衝撃体験。
薪で沸かしたお湯って、、、、、、
こんなにまろやかなんだ、、、、、、
お肌にまとわりつくようなとろ〜んとしたお湯なの。
その「包み込まれ感」は安心感にも繋がって、心底リラックス。
ひろのさん自身も、
「同じ水、同じボイラーなのに、燃料が薪と灯油とでこんなに違うのか!とわかっちゃったときの衝撃はすごかった。」
とのことで、いや〜〜〜
薪ボイラー、マジで欲しいです。。。。。
ちなみに我が家(新十津川)はお湯が出ないのでお風呂は入れません。
が、車で5分のところに最高の温泉があるので、お風呂に関しては、全く困っておりません。
しかし、この薪ボイラーがあれば、、、、、
蛇口からお湯が出るって、すごいことなんですよ、奥さん。
うちは、お湯が必要なら薪か炭で火を起こして(以下略)
今ある文明を、、、ライフラインを、、、、
当たり前だと思わないほうが、、、、良いですよ(遠い目)
我々がだらだら呑んだり風呂入ったりしている間もおふたりは明日の準備。
突然の来訪ですいません〜💦
でもほんとにありがてぇっっっ(三度目)です。。。
そして極めつけはコレだ!
なんと、真綿のお布団ーーーーーーーーーーー!!!!
みなさま、真綿をご存知ですか?
「真の綿」では無いのですよ
絹!シルク!
蚕が作った繭をびろーーーーーーんと広げてそれを重ねて作った布団!
いまや超貴重品!!
古民家再生とヒートベンチ
挽きたて珈琲と焼き立てスコーン
滝とお水と神社と磐座
美味しいお鍋とおつまみ
美味しい地酒
楽しいおしゃべり
薪で沸かしたお風呂
そして真綿のお布団
やばい、もう至福すぎて倒れそう…
倒れました。
屋根の下のお布団も10日ぶり…
そっこー意識なくなりました。
久々の宇宙遊泳。
おやすみなさい
つづく