あ し あ と 。

生きてます。自由に。

ゆだねきる旅2【十二日目 きのくに、ついに、きのくにへ!】

3月16日

 

いよいよこの日がやってまいりました。

 

きのくにが、きのくにへ!

 

大阪からビューンと車を走らせ和歌山入り!!

 

和歌山駅近くの駐車場に車を停めて、さあ行くぞ!!

 

 

 

 

駅へ向かう小道にすでにこんなものが…

 

きのくに名物料理、、、、しかも250円、、、、

うお~~~−!!氣になる!めっちゃ氣になるぅう!!!!!

 

 

 

が、我々は先を急ぐのだ!

もう、寄り道している(気持ちの)余裕は無いのだ!

 

 

は、早く、早くぅぅぅ

 

 

 

 

じゃーーーーーーーーーーーーん

和歌山駅〜〜〜

 

そうっっ

ついに、きのくにが、きのくに線に乗る日が来たのです!!

 

ニワカ鉄道ファンになってから、どれだけ憧れたか。

(それまではそんな線があるとも知らんかった)

 

もう、スキップな勢いです。

 

 

とはいえ、

きのくに線に乗りたい」というだけで、目的地があるわけではないので、とりあえず直近の特急くろしお号に乗って、次の駅までの乗車。

来たぜ、くろしお号。

君もお蚕ちゃんみたいでめんこいな。

白浜、、、

リゾートで有名な南紀白浜

次の停車駅は海南という駅。

何があるのだろうか。

 

海南駅を降りると直ぐにコレ。

どこへ言っても呼び止められる感。。。

 

 

どこか、観光スポットでもあるんだろーか。

 

駅前の地図を見てみる…

 

…ん?

うおぉぉぉ〜〜〜

出ました、『紀伊国屋文左衛門 船出の碑』!!!!

これは行かねばなるまい!呼ばれてる!!

 

しか~しここは流石に車じゃないと無理!

ということで、ここは翌朝行くことにして、

 

海南駅付近は特別ナニも無いようなので、そのまま和歌山に戻ります。

 

 

帰りは普通

 

銀行もあるっす

 

 

さて、和歌山に戻るとちょうどお昼時でしたので、お昼ごはんを食べに行きますか。

 

普段は夕方一食ですが

こういう観光スポットに来たときはいつでも食う!なんでも食う!

『食べる愉しみ』を存分に味わうのだ❤

 

 

本場に来たので、ここは食べておきたい和歌山ラーメン。

 

歩いて行ける距離にあるのは「井出商店」とな。

元祖和歌山ラーメンと言われている超有名店だそうで

いつもならそういうメジャー系は選ばないわたしですが、初めてですし、とりあえず、まずは、食べておこうじゃないの、元祖を。

 

札幌ラーメンでいえば「まずは『味の三平』行っておく?」的な。

 

数名の待ち列。 

 

 回転が素晴らしく良いようで、並んだもののほぼ待ち時間無し

待っている間に注文を取りに来るので店内に入っても待ち時間無し。

 

ん?

ラーメン屋なのに巻き寿司が…

 

早すし?なんじゃそりゃ?

もちろん食ってみたぜ!

 

こういうサイドメニューは和歌山ラーメンでは定番なのだろうか??

寿司をつまんでいる間にラーメンがやってきました。

メニューは

◎中華そば

◎特製中華そば

◎大盛り中華そば

◎特製大盛り中華そば

↑特製とはチャーシューの枚数の違い

あーんどサイドメニュー

 

äºåºååº ã¡ãã¥ã¼

わたくしはノーマル中華そば、夫は特製に。

 

 

特製、肉感がすごい。

 

なにをもって和歌山ラーメンなのか、という定義がわからないのですが

「美味しかった!」で、完食。

 

和歌山ラーメン、癖になりそうです。

 

さて、お腹いっぱい、また和歌山駅に戻りますよ。

 

おおっ、ここにもきのくにさん。

 

いたるところに自分の名前があってゲシュタルト崩壊しかかっている夫。

夫は基本「かまってちゃん」なので、こうも自分がいじられると

内心 嬉しいはずです。

この、困惑しているふりして隠せない笑顔w

 

 

さて!

 

再度、和歌山駅

 

JRきのくに線は乗った!満足した!

 

しかし!

 

 

和歌山には我々の大好物、ローカル線の「和歌山電鐵」があり、終着駅にはタマ駅長という名物にゃんこがおるのだ!!!

 

これに乗らずしてど〜する〜〜〜〜〜

 

 

和歌山といえば!?

 

そう、梅干し!

 

にゃにゃにゃんと、行きの電車は「うめぼし電車」だよ〜〜〜〜っ❤

 

うめちゃあ〜〜〜ん❤❤

(;゚∀゚)=3ハァハァハァハァハァハァ〜〜〜!!

たまりませんわ!!!!

梅吉も乗れれば良かったのにねぇ〜

内装もプリチー❤

名産品が展示してあったり

 JR九州のような「THE・観光列車」ではなく、普通〜に一般乗客もいるところがまた、( ・∀・)イイ!!!!

わたしの右側の座席はシートも梅柄。

ちょっとしたコトがめんこいんだな〜

 

 

さて、ナニも考えず来たから乗った梅干し電車でしたが、こちら、終着駅まで行かない、ある駅までの便でした。。。

 

さて、強制的に降ろされた、その駅とは…

伊太祈曽(いだきそ)駅です!

伊太祈曽駅にはナニがあるかというと

伊太祁曽(いたきそ)神社があり、その神社には木の神様がおられるとのこと!!

木の仕事をする紀國がきのくににやってきた、

これは、「まずは挨拶しろや」ってことなのでしょう。

ありがたい配慮に感謝しつつ、参拝へ向かいます。

 

 

うおぉぉぉ〜〜〜流石だ〜〜〜

鳥居がなまらかっちょええ!!

 

紀伊國一之宮ですお!!

 

 伊太祁曽神社は我が国に樹木を植えて廻ったと 『日本書紀』 に記される 「五十猛命(いたけるのみこと)」 を祀る神社です。植樹神五十猛命は一般には「木の神様」として慕われています。そのため、全国の木材関係者のお詣りが多い神社です。

(公式サイトより)

一の鳥居横にすぐに護り社。

 

二の鳥居も趣があってかっちょええ

おっと、ここにもFreeWi-Fiが。

 

 

 

はじめまして!!

 

木を守り木を育て木を活かす

山を守り山を育て山を活かす

 

その想いを胸に、しごとをさせていただきたいと、精進いたします。

 

 

祈願してきました!

 

ご神木も立派です。

 

ひょえ〜榊の木ってこんな大きくなるんだ!?

 

厄難除け木の俣くぐり。

穴があったらくぐらずにおられない我々。

 

 

厄除け完了!

 

さすが、木の神社、チェーンソーカービングの木像がたくさん。

十二支も居たし

亥のわたし

辰のとうちゃん

 

これとは別に龍神様もいらっしゃいました

これをチェーンソーで、、、しゅごい。

 

本居さんの歌碑

 

こちらは荒御魂のお社

 

 おさる石なんてのもあったり(触ると上半身の病に良いそうです)

 

落雷で焼失した元御神木。

さっき潜った厄除けの木の俣はこの木の穴を利用したそうです。

こちらは父上(スサノオ)の神社

 

はい、お待たせしました。

神社といえば。登山、、、ではなく!

こちらが本日の磐座でございます!

といっても、コレは古代からあった磐座ではなく、縁のある出雲の磐座を運んだようです。

伊太祁曽神社、なんだか盛りだくさん!

お次はなんと命の水があるそうです。

 

木も大事だけど、水も大事!!

守ろう、美しい水!!

 

 

そして、なんと、古墳までありましたが。

鎌倉時代に綺麗さっぱり盗掘されてしまったそうです。

 

 

いや~ほんとに盛りだくさんな伊太祁曽神社

 

木の神お守りと

「木の国 こんにちは」という日本書紀を元にした絵本を購入し

 

伊太祈曽駅に戻りますよ。

次こそタマ駅長に会いに行くのだ♬

 

駅では地元の菓子屋さんのいちご大福が売られておりました。

 

出発時にもいらしたのですが、

この旦那さんがそりゃもういい人で、、、、

いろんなお話を聞かせてくださいまして

 

「帰りに絶対買うから!」と約束していたのでした。

 

 

 

そして目指すは、終着、貴志駅

 

 

降りたら即、タマ!

いたるところに、タマ!!

 

なんと、外観も、タマ!!!!

 

 

 

初代駅長タマはすでに天国。

現在は二代目のニタマ駅長が頑張って(?)ますよ〜

なかなか良い目つきしてるじゃねえか…

 

初代タマの功績が、たくさん展示されていた。

タマがなぜ駅長になったのか、

和歌山電鐵社長の想い、

タマの頑張りと話題づくり、、、、

 

どれをとっても感動モノで、不覚にもうるうるしてしまった。

 

ja.wikipedia.org

Wikipediaに詳しくあったので、是非ご一読を。

 

たま〜君はすごい猫だったんだね〜。

猫を超えた存在だったね。

 

この貴志駅は「タマミュージアム」にもなっていて

タマグッズ(すごい数!)も買えるし、

タマカフェもある。

とにかく、すごい人だった。

外国人も多く(海外のメディアにも取り上げられまくっている)

この小さな町の小さな駅が、こんなにも盛り上がっているという

この事実。

 

JR北◎道さんよ〜

なんの努力もしないで「儲からないから廃線」、

それでいいんかね?

 

と、愚痴っても致し方なし。

言うだけ無駄。

 

 

 

 

 

 

 

さて、タマ欲も満たされましたので、戻りますか。

 

 

 

妖怪電車にたけのこ掘り、、、努力が素晴らしいじゃないか、、、

ん?

鉄道まつり!?ナニソレっっっ🌟

 

帰りはなんと、いちご電車だーーーーー!!!!

 

きゃーん🍓

 

いちごいちご

見渡す限りどこまでもいちご

 

 

いちご電車はみんなの電車?

どゆこと?

 

いちご電車は、「いちご列車サポーター」の支援や寄付によってリニューアルできたのです。

 

これまたええ話や!やれば出来るんやで!!おらおら!

 

 

さ、いちご電車のいちごシートに座っていちご大福を食す!!

原材料は、以上!最高!!

いや〜美味しかった。

旦那さんのお人柄がそのまま出た優しくて柔らかい大福でした❤

見かけたら絶対食べるべし!

 

さて、、、、

 

 

すでに時刻は夕方。

そのまま和歌山まで帰るつもりでしたが、

 

行くときも気になっていたこちらへ

急遽、帰りに立ち寄ることにしました。

こちらの駅にはその名の通り

日前神宮と、國懸神宮があるのですが

 

 

この時点ではここが誰の神社なのか等知らずに行ったわけですが

 

今思えば、ここは「行かずしてどーする」場所だったので

無理してでも立ち寄って正解でした。

 

 

 

 

 

神社というには、ご神気が、、、、

なんか、違う。

 閉門の時間が近かったので、急ぎ、ご挨拶いたしましょう。

 

 

日前神宮

 

すぐとなりに並んで

國懸神宮

 

 

全く同じお社

このふたりは何者で、どういう関係???

 

 

ハテナマークがいっぱい浮かぶ神社、、、、

 

摂社末社もたくさんあったけれど、時間切れで素通りするしかできず。。。

 

 

これを読んでもさっぱりわからず。。。。

 

 

 

さて、以下はこのときは知らなかった、あとで知ったこの二社の話。

 

 

日前神宮國懸神宮は、同一境内に鎮座(チンザ)している二社からなる大社である。

日前神宮は"日像鏡(ヒガタノカガミ)"を御神体として日前大神(ヒノクマノオオカミ)をお祀りし、國懸神宮はは"日矛鏡(ヒボコノカガミ)"を御神体として國懸大神(クニカカスノオオカミ)をお祀りしている。

天照大御神(アマテラスオオミカミ)が天の岩屋にお隠れになられた際、思兼命(オモイカネノミコト)の案に従って、天香山から採取した鉱物を用いて、伊斯許理度売命(イシコリドメノミコト)【石凝姥命(イシコリドメノミコト)】の手によって、日神・天照大御神の像をかたどった御鏡(ミカガミ)を鋳造したのである。

このときに"日像鏡(ヒガタノカガミ)"と"日矛鏡(ヒボコノカガミ)"が八咫鏡に先立って作られ、紀伊国の日前神として祀られました。"八咫鏡"は伊勢神宮に奉祀され、天孫降臨の際には、三種の神器とともに二つの鏡もそえられたのだと伝えられている。
また、神武天皇東征の後、紀伊國造家の肇祖(始まりとなる祖先)に当たる天道根命(アメノミチネノミコト)を紀伊國造(キイノクニノミヤツコ)に任命し、二つの神鏡を以て紀伊國名草郡毛見郷の地に奉祀せられたのが当宮の起源とされている。(わかやま観光情報より)

 

 

 

そして、先程行った伊太祁曽神社

そもそもこの場所にあったそうですが、国譲りならぬ土地譲りをして、先程の場所に移ったそう。

 

覚えておきたいポイント。

最後の一文

神武天皇東征の後、紀伊國造家の肇祖(始まりとなる祖先)に当たる天道根命(アメノミチネノミコト)を紀伊國造(キイノクニノミヤツコ)に任命し、二つの神鏡を以て紀伊國名草郡毛見郷の地に奉祀せられた

 

 

そして、ふたつの摂社

 

天道根命(あめのみちねのみこと)

天孫降臨の時、天道根命は二種の神鏡とともに従臣として仕え、神武天皇二年春二月、紀伊國を賜り初代國造職に任命されました。

紀氏は天道根命の末裔にあたり、歴代に渉り國造職を受け継ぎ(以下略)

 

 

名草姫命(なぐさひめのみこと) 名草彦命(なぐさひこのみこと)

祭神である名草彦命は、天道根命を初代國造にして五代目にあたり、また夫婦神として名草姫命と御一緒に中言神社として奉祀されております。名草郡の地主の神として崇敬され(以下略)

 

このあたりの情報が、これから続くきのくに和歌山の旅で、どっかんどっかんやってきます。

 

さすがに、和歌山入りしたとたん「きのくに」情報すごい。

 

初日はまだまだ、ほんのサワリです。

 さてさて、紀國のルーツは…

 

 

 

というわけで、この時点ではハテナマークをアタマに浮かべながら帰路につきました。

 

おもちゃ電車なんてのもあるんだじょ!!

 

いやぁ、きのくに線も感動だったけど

和歌山電鐵 貴志線、こっちが本命でしたね、やっぱ。

 

さて、久々の都会。

和歌山駅のデパ地下などをウロウロしてみます。

 

出た〜!

蛇口からみかんジュースwww

ももまでアルジェリア

地方に来ると、鮮魚コーナーが面白い。

北海道とは全く魚の種類が違うんだよね。

 

いろいろ物色して

酒だ、酒〜!地酒をよこせ〜〜〜〜!!

 

今夜はこれに決まりですな!!

 

 

紀國がきのくにで紀伊国屋文左衛門を飲むぜ〜!

 

 

と、その前に。

 

いろんなひとに「和歌山なら絶対行っとけ」と言われた、花山温泉を目指します。

 

平安時代より続く薬師の湯だそうだ!

むむむ、高まる期待。

 

 

ゆだねきる旅では、小さな温泉では貸切状態になることが多くて、けっこう写真を撮れたりするんだけども

さすがにこちらは人気温泉で無理でした、が

 

もう、あの湯の花でガッチガチに固まった湯船、

真っ茶色の炭酸温泉、感動モノ!見せてあげたい!

公式サイトには男湯の写真はあったけど、女湯のほうが断然素敵ングなのよ!

 

冷たい炭酸泉と熱い炭酸泉を交互に入ると良いらしい。

いや〜〜〜

極楽、極楽。

 

 

しゅわさかさん用に飲用もいただきまして

 

見よ、このスッキリサッパリツルツルの顔を❤

 

ええお湯だったで〜〜〜〜

 

 

 

さ、飲むぞ!

ここ花山温泉の駐車場にて宿泊することにして

 

和歌山地ビール

 

出ましたナニコレ魚〜

トンボ!?

勝浦港直送トンボ!!新物!!

まぁ、書いてあるとおりビンチョウマグロなんですが

 

これが美味しかったのー

超美味しいツナ。

 

酒が進むくん!

梅吉も気に入ったようです。

 

今日は、いや、今日も、充実した一日だったねぇ。

梅吉くんは一日お留守番でいい子でした!

 とうちゃんはつぶれちゃったよ

 

きのくにのルーツの土地(なのか?)でご先祖様と夢で宴会でもしているのでしょうか。

 

 

さて、あしたはなにがあるのかな。

 

 

 

きのくにが、きのくにでおやすみなさい、初日。

 

 

 

 

 

 

つづく。