あ し あ と 。

生きてます。自由に。

ゆだねきる旅その後 その二

新十津川の土地と家を買う、と決めて

今の札幌の家と土地

新しい家と土地

とにかくクリーニング、クリーニング。

 

「ああしたい、こうしたい」

「◎◎になりますように」

じゃなく

 

「全てがあるべき姿になるように」

雪様と一緒に、過去のソースを消して行く。

 

札幌の家と土地はどうなりたいのか?

新十津川の家と土地はどうなりたいのか?

答えを探るのではなく、ただ問い、ただ彼らの意志どおりなるように。

 

 

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梅吉と新十津川ではじめて出来たともだち





 

 

そして、新十津川に、出来るだけ、通った。

るみこさんとはトントンと話が進んであっという間に、すでに家族のような、

というより家族だよね、家族だったよね、みたいな

「既に繋がっていたことを思い出しただけ」な感覚になっていたので

いつでも自然に無理無く会えたのだけど

 

やはり新しい土地(当然ながら土地にも意識が有る)と仲良くなる、というか

わたしたちが新しい管理人になるということを認めていただくことがとても重要なので。

 

 

 

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もちろん、その土地に住む樹々や生きものも

 

土地は、誰のものでも、無い。

当然人間のものでは、無い。

 

勝手に人間が「ここからここまではわたしのもの」という顔をして値段をつけたりいじくりまわしたりしているけれど

 

あくまでも人間はその土地の「管理人」である。

 

わたしは、あなたの管理人として、ふさわしいですか?

これから、あなたという土地でこういう暮らしをしたいと思っています。

 

土地に意識を向け語りかける。

 

ある日、「大きな存在」に気がついた。

「この土地には『主』がいるみたい」とるみこさんに言うと

「代々、奥のほうに大きな蛇が住み着いているから彼らかも」との答え。

 

それが真実かどうかはわからないけれど、

土地と共にその『主』にも意識をむけるようにした。

 

 

 

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土地と家



 

 

るみこさんとも

繋がりは確実なものとなっていたけれど

実際に会って言葉を使って話す、という行為を繰り返すうちに

今までのるみこさんの生き方や苦労、想いなどを知って

更に「この土地を大切にしよう!」という想いは強くなっていった。

 

 

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るみこさんには新十津川や近辺の縁繋ぎもたくさんしてもらいました

 

 

 

 

「るみこさん、お疲れさま!これからはわたしたちが、この土地を守って行くからね。」

 

 

 

 

 

 

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新十津川ってこんな町

 

 

 

 

 

 

そして

 

『想い』だけでは話は進まない人間世界(苦笑

 

さて、土地を買うお金、どーしましょうかね!?

 

という課題にぶち当たるわけです。

 

 

自慢じゃないけど、我が家に貯金は一円も無い。(キッパリ)

常識的に言えば、家計を預かる主婦としては恥ずかしい事なのかもしれないけれど

あるきっかけから紙幣を銀行等に貯めるということをやめたのだ。

 

わたしだって以前はしてましたよ定期預金。

普通に「貯金は有れば有るほど良い」と思っていたし。

 

でも、愛犬梅吉の事故があって手術代や入院費や通院費で

貯金があっというまに底をついたとき

「あ、もういいや〜」って思ってしまったんだな。

 

貯金は「イザという時」のためのもので、そのイザという時(愛犬の事故)に使えたじゃないか。

貯金は保険みたいなもんで、単にイザというときのための不安を消すためだけのものじゃん。

イザというときが無ければそれが一番良いし

無いように努力すれば良いし

もし、そんな時が来たとしても、それはそのときにナントカ出来れば、それでいいじゃないか。

お金(紙幣)の数で解決出来ないことってそんなにあるかな?

使い切れないくらい収入があって、余るから貯金しとこ、ってのなら別だけど

不安のために今を我慢して貯める!ってのはなんか違う。

 

というわけで、貯金をやめました。

そのお金で旅に出る。誰かに逢いに行く。何かを学びに行く。

来た人をもてなす。与えられるだけ与える。今、使いたいことに使う。

そのおかげでどんどんまわる(循環する)実感を得たのだけど、そのはなしはまた別の機会に。

 

そうそう、だからね、「この土地と家を買います」と言った所で無い袖は振れないわけです。

でも、お互いの気持ちは決まった。

 

これまた一応ね、常識的に銀行に借りるとか事業としてお金がおりないか、とかいろんなところにいろいろ相談してみたのだけれど

まぁ、進まない。

 

当然といえば当然。

サラリーマン生活から独立して起業したばかりで実績も信用も無い、頭金どころか貯蓄はゼロ、そんなヤツが「お金貸してちょ♡」と言って誰が貸すだろうか。

普通は起業のためにコツコツと資本金などを貯めておくのが普通なんだろうけど

我々は勢いで、結果的に起業というカタチになってしまったので何の準備も無かったのだ。

 

ははは(笑い事)

 

 

常識的にどうもならない。

 

手詰まりだ。

 

 

 

 

 

さて、どうする…

 

 

 

 

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神社にも通った

 

 

 

 

 

 

 

そんなある日、るみこさんからメールが。

 

 

 

 

「お金って、信用の代わりだよね?」

 

 

 

信用出来ないから、誰か(銀行等)を頼ってお金を調達するんであって

信用があるならその誰かに頼らなくて良いんじゃない?

わたしたちには、その信用が、ある。

だったら、それでいいじゃん!!

 

 

またしても「当たり前のこと」を、「常識というヴェール」で覆ってしまって見失っていたわたしたち。

 

ちゃあんと、インスピレーションおりてきました!

 

 

そこからはトントン拍子に、身近な不動産屋さん行政書士さん税理士さん等が相談に乗ってくれて、わたしたちとるみこさんと、直接契約することに決まって

 

新月の日に手付金を支払い(なんとか工面w)

 

晴れて、新十津川のあの土地はわたしたちが管理人となったのでした。

 

 

土地も、主も、認めてくれたんだね。

良かったよ〜〜〜〜!!

 

 

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お不動さまと霊水

 

 

 

それから、わたしたちが正式に管理人になって事で、またびっくり仰天、怒濤の動きが始まることになるのだけど、

続きはまた「その三」にて。

 

 

つづく