チセを建てる〜その六 桁を上げる
柱立てるWS二日目の朝。
宴の後にておはようございます。
昨晩 我々はわりと早めに就寝したのですが(新十津川ライフは超早寝早起き!)
エカシたちはやはり遅くまで呑んでいたもよう。
あれだけ「明日もあるからそこそこにしろ」と言ったのに…
苅谷さん、おつきあいありがとうございました…m(_ _)m
若干フラフラしている深酒チームですがw
さぁ、今日もモリモリ作業です。
本日は写真撮影担当がおらず
わたしも作業だけでなく家事などもしなくちゃいけないので写真少なめです。
良いお天気だったので、お洗濯。
洗濯機無し生活、なかなか重労働なんですよ。特に絞るのがね。
でも、握力はつくかもしんない。
その辺に干したらなんかヘンプTシャツのカタログのようになったぞ。
チセと関係無い話になってしまいますが
このヘンプTシャツ(ヘンプ55%オーガニックコットン45%)、今の生活になってからより一層、重宝しております。
以前は「ヘンプ!大麻!」という、応援な気持ちで着用&販売していてのですが
風呂無し&洗濯機無し生活だと、ヘンプの特徴である「抗菌・消臭効果」、これが実感出来るんですわ!
普通のコットンTシャツなら、一度着て大汗でもかこうもんなら「もう一度着る」という選択は有り得ないですね。洗濯しないと。
クサいし気持ち悪いです。
しかし、このヘンプT、全然クサくならないしサラサラを保つので、洗濯せずに何日も着続けられます。(おまえが氣にならなくなっただけだろう、とか言わないよーに)
なので、普段使いはこれオンリー。
いい加減ちょっと、、、となったら洗濯。
それ以外Tシャツはおしゃれユーズ。
はっ
閑話休題。
チセの作業に戻ります。
本日の作業目標は簡単に言うと、桁を渡して、その間の柱を立てる!
しかしその作業は簡単ではありません。
製材された柱ではなく自然の材木を使っている以上、当然ですが長さも太さもバラバラなわけです。
一本の桁を支えるとしても、その「支える部分」はその太さや曲がり具合などで変わって来るので合わせていかなければなりません。
というわけで、聡くんは柱の長さの調節やひたすら溝を作る&作り直すという作業。
わたくしは相変わらず貝殻での穴堀り作業。
本日は牡蠣の貝殻も導入。
硬い牡蠣でガッシガッシと土を崩し、大きい帆立で土を掘り出すという合わせ技をあみ出しました。
大きなホッキ貝があれば、多分それでどちらもイケル気がします。
スコップなんか要らねーぜ!!
聡くんのチェーンソーが唸りまくり。
本来はその重みで下におろして切る作業が得意なチェーンソーですが
胸より上に上げて、巧みにあやつり桁が乗っかる部分(なんてゆーのだ?ほぞ穴とも違うしなぁ)を造作していく。しかも超不安定な足場で。
素人ながら、良く頑張ったと思う。
さぁ、桁を上げてみよう!
かたっぽが乗っかったので、もう一方
どりゃー!
よっしゃ、乗ったぞ〜〜〜〜!!
簡単に乗ったように見えますが、もちろんそうではありません
水平をとり、こっちが低いとか高いとか、さらに調整するのです。
『おとうちゃん、、、、たいへんだね』
遠くを見つめる梅吉。
桁が決まったら、その間に三本の柱を立てる。
これまた部分によって曲がっているだの、高すぎるだの、、、、一発では決まらない!
微調整を繰り返し、なんとか北側終了!!
うおーーーーー
良くやったー!
そして、南側の桁をあげたところで、本日は終了!!
二日目は5人(そのうち一人は非力)だったけど、なんとかここまでやれたーーーーー!!!
みなさま、お疲れ様でしたっっっっっ!
いやぁ〜ここまでくると
「家が建つんだなぁ」という実感がいよいよ湧いて来ますな。
しかし
これを見て頂けたらわかるとおり
当然ながらまだまだ序章。
これから梁を上げたり(重量がどのくらいなのか量ってみたい…)
三脚の部分を上げたり(いったいどう上げるのか…)
まだまだ「これ、どーすんの!?」は続きます。
でも、完璧な材とマニュアルがあってそのとおりやるより
その辺のもので自分で手探りでやるほうが断然おもしれーっす!
みなさんも、れっつチセづくり♡
つづく