サウナdeデート!!
内輪に大変好評だったデートシリーズ第一弾はコチラ
わたしたち夫婦は仲が良い。
ペアルックは当たり前、毛髪もペアにしてみたり
趣味もほぼ一緒である。
とはいえ、それは映画や音楽や漫画等感性を主としたもので
夫はそれはもう多趣味なのでわたしがついていけないものも、ある。
その夫の趣味がスポーツ系(マラソン、スキー、スノボなど)とバンド(夫はドラム)演奏であるが、それはわたしが全く出来ないからであって、一緒に出来ることならさぞ楽しかろうとは思う。
とにかく、どこへ行くのも一緒、
何をするにも一緒に楽しめる仲良し夫婦だったのだが…
そんなわたし達夫婦にまた新たな共通の趣味が出来てしまった。
それが
サウナ
である。
この
流行りやブームに乗るのが大嫌いなわたしが
昨今のサウナブームに乗っかってしまった感、ちょっといや〜んなのだが
すっかり見事にガッチリとハマってしまったのでここは素直に言おう。
今やすっかり夫婦でサウナーである、と。
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新十津川の家はガスの契約をしていないので
風呂場はあるが温かい湯をはった風呂に入ることが出来ない。
が、家から車で5分のところに新十津川温泉があり、思い立ったらすぐに温泉という生活で、未だに不便も無く「家に風呂が欲しい」と思ったことがない。
わたしは昔からサウナも含めお風呂が大好きだったので、サウナがある施設があれば必ず一度は入る人間ではあった、が、
夫は銭湯や温泉は好きでも「サウナに入るひとの気が知れない!」という人間だった。「水風呂なんて信じられない!」「露天風呂が無かったら一時間入れない」。(ちなみに新十津川温泉には露天風呂が無い)
なので、サウナを含めゆっくりお風呂に入りたいわたしとサウナに入らない夫とは入浴時間が違うため、ちょっとだけ不満に思っていたのだった。
それが、今では当然のように「じゃ、2時間後ね!」である。
外出すれば帰りにお風呂
お風呂に入るために外出
しかもサウナと露天風呂があるかどうか、それが温泉を選ぶ基準になった。
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今になって思えば空知地方に引っ越してきたこともサウナにハマる大きな要因だったと思う。
空知地方の大都市岩見沢には、北海道一のサウナがあると評判の温泉ホテルがある。
わたしは一度だけ行ったことがあるのだが、このときは温泉もサウナも入らなかったので、料理も素晴らしく素敵なログホテル、という印象だけだった。
空知に引っ越してきてからこのホテルの近くを通ることが多くなった。
そしてある日、このホテルのことを夫に話した。
たまたま数日前にプレス空知という地域新聞にこのホテルでのイベントのことが載っていて記憶に新しかったこともあり、
「すぐそこに、こんな素敵なホテルがあってね、サウナが素晴らしいらしくてね。」
木をふんだんに使ったログホテルであることやグランピング施設があることなどには食いつくと予想はしていたが、
「サウナが素晴らしいとか意味わかんない」という言葉に、逆にわたしが食いついてしまった。
「サウナなんてって言うけどさー、いま、すごいらしいよ!?」
と、わたし自身もまだ良く知らないサウナブームについて、
その場で車内で携帯で調べながら説明しだした。
サウナーと呼ばれる、サウナ愛好家が増えていること。
サウナーにはサウナーのサウナの入り方があること。
その入り方をすると、「ととのう」という一種の解脱状態がおこること。
健康にも良いことが証明されていること。
そのおかげか?オッサンのイメージは無くビジネスマンや女性にも見直されていること。
本も雑誌もイベントもたくさんあって、とても盛り上がっていること、、、、、
わたしも知らなかったので、調べながら話しているうちに興奮し出し
それに夫も感化されたのか「へ〜〜〜〜!?」と興味を示しだした。
これは行くしかあるまい。
体験するしか、あるまいよ!!!!
というわけで、
またその道を通ることになったある日(茅刈りという肉体労働後)に寄ってみたのだった。
その、メイプルロッジに。
そして入ってみたのだ、温泉&サウナに。
とはいえ
わたしもそれまでは「サウナはあれば入る」という風呂先行型だったので、サウナのタイプや温度など気にしたことも、必ずしも水風呂に入るわけでも、「サウナを」そして「水風呂を」楽しむということは無かった。
なので、夫に説明したときに調べた情報
「10分サウナに入って→2分水風呂→それから休憩、それを3セット」
をやってみることにした。
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メイプルロッジのサウナは衝撃であった。
浴場の片隅にサウナコーナーがあるわけではなく、浴場とは別に外にサウナ室が独立して建っていた。
もちろんログ。
今回のメインはサウナ!ということで内風呂は早々にして、外に出る。
内風呂スペースよりひろい野外スペースには
手前に露天風呂があり、隣にそれより大きな水風呂(しかも冷鉱泉!)、そして一番奥に大きな立派なログハウス。
ドキドキしながらログサウナに入るとドーンと開かれた視界にびっくり。
サウナって密室で暗くて汗だくでテレビなんか見るイメージだったのに、広々とした室内にテレビは無く横長の窓からは立ち並ぶ木樹と夕日!なんて爽やかな!!
しかも誰もいないので貸し切り状態!
あっ、初めて見た!これがロウリュ!(さっき知ったフィンランド式の水掛け)早速、おいてあったバケツから柄杓で水を汲み、サウナストーンにジュ〜〜〜ッ!
これ、普通だめなやつじゃん、「絶対に石に水をかけるな」って張り紙してあるじゃん。
蒸気が一気にあがり、室温も一気に上がる。。。
初めてづくしでいろんなものもアガる。。。。
貸し切りなので寝っ転がって夕日を眺めつつ ダラダラと汗をかいていると、品の良さそうなおばさまが入ってきたので座り直す。と同時に
バケツを指差して「良いかしら?」。
そうだ、ロウリュをするときは周りのひとに確認するように、とのことだった。
もちろん「ハイっ!」と良いお返事をしておばさまのロウリュを眺める。すると、自前のタオルでバサー、バサーとあおぎだした。
おおっ、これが(これまた知ったばかりの)アウフグースってやつか…!?
熱波が来る…!!!
うお〜〜〜あっち〜〜〜〜〜〜!!汗が吹き出る〜〜〜〜!!!!
その後、泳げそうな広さの冷鉱泉の水風呂(汗を流してからね!)におそるおそる入ると、冷たいのにまろやかでまた驚く。
水道水とは全然違う…!!!!
いつもならザバッと入ってすぐ出るのだけど、気持ちよくて二分はあっという間だった。
そして、ログの前にある休憩ゾーンで休む…
大自然の中で素っ裸でまどろむ…
「ととのう」状態がよくわからなかったけど(このときは)、まどろみのあとは
頭も身体も
とてもスッキリしていた。
もう、
いろんなことがハツタイケーン!!!!!
興奮も身体もさめやらぬうちに夫と合流
「どう、どう!?ととのった!?」
「うん、すげー良かった!!」
これが、夫がサウナに目覚めた瞬間であった。
ありがとう、メイプルロッジ。
ありがとう、『サ道』!!←この漫画でほぼ勉強した
↑コミック版
↑Kindle版
夫はその場で「サウナイキタイ」というポータルサイトに登録し、サウナに入っては報告するという「サ活」を始めた。
見事にドハマりである。
夫のサ活は↓
その後はこのサ活のとおり外出してはサウナ、
サウナに入りたくて外出、という生活になった。
「ととのう」感覚もわかったし、自分なりの入り方も出来てきた。
空知には素晴らしいサウナ(温泉)←順序が逆になったw
が、たくさんあるので日々楽しめる。
そして、夫のサ活の頑張りがある結果を招いた。
ジャジャーーーン
帯広の名ホテル「北海道ホテル」のご入浴招待券が送られてきたのだ!!
森のスパリゾートという冠がつく、モール温泉の、フィンランド式サウナにリニューアルしたばかりという、あの
北海道ホテルだぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!
いやった〜〜〜〜!!
いつ行くよ、サウナ入りに、帯広まで、いつ行くよ!?
そして
諸事情が重なり、かなり悩んだ末
結婚記念日にJRに乗って日帰りで帯広へサウナ入りに行く
という決断をした。
というわけで(前フリが長過ぎる)
久々の鉄道旅行〜〜〜〜!!
10:24発 スーパーとかち3号でレッツ帯広♡
いや〜
いくら鉄道旅行が好きだからって
いくらサウナが好きだからって
まさか片道3時間弱かけて帯広日帰りするとは〜〜〜〜!!
楽しいっw
とかち(261系)はブルーが基調でカッコイイ
なんで特急が追分駅なんぞ(失礼)に停まるのかと思ったら
室蘭本線と石勝線のジャンクション駅なんですね〜
とか言っている間に
13:10 帯広着!!
地味にスヌードがおそろいなんですお!!
狙ったわけでもないのにふたりとも目を閉じた状態という奇跡の一枚。
さて、お昼時到着ということで記念日ランチをいたしますよ!!
当初は北海道ホテルで、と思っていたのだがお目当てのレストランが定休日。。。
ホテルのレストランて定休日あるんすね…
グルテンフリーだと外食がとても大変。
本当はフレンチでも、と言っていたのだけど小麦粉を使わない洋食ってほぼ無いのよね。(頼めば対応してくれるかもだけど)
これまた調べて調べて
やっと納得のいくお店をはっけーん。
◯小麦グルテンフリー
◯白砂糖不使用
◯無添加
◯低糖質
◯トランス脂肪酸フリー
◯オーガニック、自然派
◯ドレッシング・マヨネーズは手作り
なんというこだわり!!素敵ング!!
帯広駅の目の前
ナチュラルキッチン とかちブルー
(公式サイトは無いようなので興味のある方はググってみてください)
メニューはこんなかんじ。
超迷う!!
が、風呂前なので、満腹は避けたいところ。
わたしはワンプレートディッシュ、夫はパワーランチ(肉はチキンをチョイス)をオーダー。
お祝いですしワインでも♡とドリンクメニューを見ると!!
なんとグルテンフリービールがあるではないか!!!!!
ネットではチェックしていたけど、味はどうなんだろうなぁと注文は躊躇していた、グルテンフリービール!!コレ飲めるところ、まだあんまり無いと思う。
もちろんこれもオーダー。
しかも、こちらのグルテンフリービール、「麦を使っていない」ではなく、独自製法で「グルテンを取り除いている」とのこと!
だったら絶対美味しいじゃん!
正直、ビールの代わりに飲む「麦を使っていない発泡酒」にはもううんざりしていたので。。。
久々のビールに、満面の笑みです!
お味は、うん、美味しいビール!!
嬉しいよ〜(涙)このわたしが一ヶ月もビールを我慢していたのだから〜美味しいよ〜〜〜
夫はオーガニックビール、なんとこちらもグルテンフリーであった!
海外は進んでおるのぅ。
日本のビール会社も是非頑張っていただきたい!!
ビールですでに大満足していたら、料理が運ばれて来た!
夫のパワーランチ、のラペ(食べかけ)サラダ、スープ、キッシュ
なに、この映え感!!!
野菜が美しい〜!
中札内チキンは鉄板の上でこんがりと美味しそう〜〜〜〜!!
奥にひっそり写っている「無添加たらこ」これまた絶品だった!
そして、わたしのワンプレート。
ちゅご〜い♡女子のハートをわしづかみ!!
わたしのメインは道産ポーク、そしてこれまた楽しみにしていた「米粉パン」!!
お料理が揃ったところで、記念撮影をお願いすると快諾いただきパチリ。
結婚記念日には夫が毎年アルバムを作ってくれる。
この一年にあった出来事を振り返りながら過ごすのが恒例なのだ♡
お料理はそれはもう目にもお腹にも美味しく、あっという間にぺろり!
米粉パン、、、、美味しい。
食後のデザートには、これまた楽しみにしていた、ココナッツソフトクリーム!
白砂糖不使用・トランス脂肪酸不使用・グルテンフリー・カゼインフリー(乳製品不使用)・大豆フリーなんだとか!!
これ、やばい。
メチャクチャ美味しい!乳製品使わないでここまで美味しいって、、、すごい。
これなら毎日でも食べたい。(甘いものは苦手)
夫はオーガニックバターコーヒー。
バターといっても「グラスフェッド(牧草のみを食べて育った)ギー(バターを煮詰めた純粋な脂肪分)」っすよ、やばい。
身体に良すぎるコーヒーですな!
しばしまったりしていたら、なんとお店のかたが
「おめでとうございます。お祝いに、どうぞ」とハーブティを出してくださった!!
セレブレーションなんだか(記憶がおぼろげ)というブレンドティだそうでハイビスカスの真っ赤な色がLOVEを感じますな♡
これから北海道ホテルに行くことを伝えたら
なんとこちらのシェフは元北海道ホテルでシェフをなさっていたのだとか!
どーりでクオリティが高いはず。
お料理はもちろん店内の雰囲気も、扱っている商品なども素晴らしく
地元にあったら通うのになぁ〜と思わずにいられない。
大満足!!
オーナーさん、うちの店(ゆきはな)使って札幌進出してみませんか〜〜〜!?とかちブルー札幌店♡
札幌はベジやマクロビの店、グルテンフリースイーツ、ラーメンはあるけど気軽にグルテンフリー料理を食べられるお店は無いのです〜
…自分でやろうかな…(ボソっ)
さて、いよいよ北海道ホテルへGO!
駅からホテルは若干遠いのでタクシー利用。
どーん
帯広へ来ると十勝川温泉に泊まるのが当たり前
になっていたので市内のホテルに来るのは初めて。
そして入ってすぐアイヌ文様がお出迎え。
入浴券は一枚だけなので、チェックインカウンターにてお一人様日帰り入浴1,500円を支払い、いざ浴場へ!
こちらの特徴はこんなかんじ。
うーん高まる期待!
《あとは写真が無いので文章でお楽しみください》
脱衣所はこじんまりとしているも流石高級ホテルというしつらえ。
アメニティもしっかり。
浴室も小さめ。露天風呂の雰囲気は◎。
泉質は流石のモール温泉!お肌つるつるー♪
そしていよいよサウナへ!!
思ったより狭め
テレビは当然無し!
壁には白樺の輪切り、ヴィヒタもぶら下がっている。
セルフロウリュは出来るけど、あの「ジュ〜〜〜っ!!」が、無い。ストーンの下に水が溜まっている始末…
期待が異常に高かったせいか、ちょっと拍子抜け。
が、心地よいサウナには違いなく じっくり汗をかき
自慢の「伏流水の水風呂」へ!
水温は高め(わたしは低めが好み)だけど、飲めるほどの水質に包まれ何分でも入っていられる…
がこれまた狭めなので他のかたのことを考慮しやはり2分ほどで出て、外気浴。
露天ゾーンに休憩椅子があって良かった〜
ばっちり3セット入って
はい、ととのいました〜〜〜〜〜〜の表情
お肌もつやつやです☆
森のスパリゾート北海道ホテル、満喫しました!!
せっかく帯広まで来たのでインデアンカレーでも食べて帰りたかったが、時間があまり無いのと「まぁ、小麦粉使ってるよね」ってことで
帯広駅で酒とつまみをゲットし
帰りはスーパーおおぞら10号で札幌まで。
食事1時間半
サウナ2時間
約5時間の移動で楽しんだ一日
満喫したーーーーーーーーーー!!
良い結婚記念日となりました!
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そして新十津川に戻ると
さらに入浴券が当選してたとさ!!ちゃんちゃん☆
また伺います〜
でも犬が待っていると気が気じゃないので
ぜひ、ペットと泊まれる部屋を作ってください、北海道ホテルさま。
さいごに。
サウナという共通の趣味が出来たことは、わたしたちへの神様のご褒美だと思う。
日々、チセの建設という肉体労働に追われ正直身体はボロボロである。
がサウナに行くという喜びが待っているということ、
実際にサウナに入って心身ともに癒やされているということ。
「今日は(チセが)終わったらどこのお風呂行く!?」
サウナがあるから日々の肉体労働も頑張れると言っても過言ではない。
ありがとう、サウナ!
ありがとう、ドラマ「サ道」!!←(テレビは無いがPrimeVideoで楽しく視聴させていただいた!)
サウナだけでなく、万事に言えることだが
それを愛していてもそれは全てではない。
「それが全て」にせず、「すべてを楽しむ」ことを忘れてはならないのだ。
「サ道」最終話より名言を。
サウナを信じるな。
「ととのう」とはなにか。ただの言葉だ。
特別な状態を追い求めてはいけない。
なぜならそんな状態はこの世に存在しないからだ。
幸せを信じ求めることが幸せでない苦しみを生み出すのだ。
サウナとは身体を温め、水風呂に入り、身体を休める、ただそれだけのことだ。
そこにあるのは安らぎと喜びだけ。
それ以上求めてはいけない。
あるがままに、その安らぎと喜びを感じていれば良いのだ。
サウナを信じるな。